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和歌山フルーツ日和

新しょうが

2021/06/22 15:51 晩ごはん くらし 健康

 食中毒や食欲不振、冷房冷えなどで身体の不調を訴えることの多い時期ですが、新しょうがに含まれる辛み成分や香り成分は、身体を温め、食欲を増進させ、夏バテや疲労回復に役立つといわれています。また、殺菌作用に優れているので食中毒の防止にも一役買ってくれるのではないでしょうか。

 これから夏本番を迎えますが、今回は、“新しょうが”をご紹介します。

 和歌山県産の“新しょうが”の出荷が、5月中旬にはじまり、6月の中旬にピークを迎えました。

 県内の産地をリレーして10月まで出荷されます。和歌山県産のほとんどは“新しょうが”であり、京阪神市場等を中心に、東京、名古屋方面にも出荷されています。出荷量は全国第2位です。

 “新しょうが”の収穫は、乾燥させないようにビニールシートをかぶせ、収穫直後にはスピーディに水洗するなど、新しょうがの特徴である白い肌を保つために手間をかけた収穫作業をしています。

 また、鮮度を重視して、朝どりしたものを即日出荷しています。

 通常であれば収穫後2ヶ月から1年近く貯蔵して熟成させ辛みを十分に引き出してから出荷するものを“ひね生姜”といいます。 新しょうがは、ひね生姜に比べて皮が薄く、水分が多くて辛みが少ないのが特徴です。


 みずみずしくて柔らかく、繊維質が少ないので食べやすい和歌山県産の“新しょうが”を甘酢漬けやしょうがご飯、サラダ、てんぷらなどでぜひご賞味ください。

和歌山県内の生産地

 和歌山県北部の和歌山市。海岸沿いの河西地区、名草地区と紀の川中州の北地区。この地域は、瀬戸内気候区に属し比較的雨が少なく温暖な気候で、水はけのよい砂地地帯です。


美味しい新しょうがを選ぶには

 全体的に色が白くみずみずしいもの表面にハリ、ツヤがあるもの茎の部分が鮮やかな赤色になっているもの

保存方法

 新しょうがは、主に生食用で、鮮度が命です。ラップで包んで冷蔵庫に保管し数日で食べきるか、酢漬けなどにして保存しましょう。主な成分の働き新しょうがに含まれるポリフェノールの一種であるジンゲロールは、乾燥や加熱によってショウガオールやジンゲロンに変化します。

しょうがに含まれる成分

 ショウガオールは、血液の循環を促進し身体を温める効果があるので、冷房冷えから体を守ってくれます。また、胃液の分泌を促し消化を促進して食欲を増進させます。抗炎症作用もあり、頭痛などの痛みを和らげ、生理痛緩和にも有効です。

 また、ジンゲロンは、身体を温め、血行を改善する効果があります。身体が温まることで大腸の蠕動運動が活発になり便秘を改善します。かぜのひきはじめや冷え性、冷え性が原因のぼうこう炎にも有効です。また、強い殺菌力があり、食中毒の防止にもなります。(参考資料:和歌山県産食材機能性ガイド)


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